「こどもNISA」の新情報発表!気になる中身は?

こどもNISA気になる中身は? 投資

12月に入って
「こどもNISA」に関する情報が
立て続けに入ってきました。

税制改正大綱の発表がまだなので
少々フライング気味ではありますが(笑)
子育て世代には気になる内容なので、
今回取り上げてみたいと思います。

「こどもNISA」で現状分かっていること

「こどもNISA」に関して
現状分かっているのは以下の3つです。

・つみたて投資枠のみ利用可
・上限600万円(年間60万円)
・12歳から払い出し可

順番に見ていきたいと思います。

つみたて投資枠のみ利用可

これは「こどもNISA」創設案が
出てきたときからある情報です。

つみたて投資枠は
金融庁が定めた基準を満たす
投資信託やETFに限定されているので
個別株の売買もできる成長投資枠と
比べると比較的安全に投資できます。

「こどもNISA」は
進学資金の確保を念頭に置いた
制度だろうと思われますので、
妥当な判断だと思います。

上限600万円(年間60万円)

今回新しく出てきた情報の1つが、
投資額上限600万円(年間60万円)です。

「こどもNISA」の話が出たばかりの頃は

高校入学時点で
既にNISA枠埋まってる
スーパー金持ち高校生
爆誕!?

なんて話もありましたが、
流石にそれは無くなりましたね(笑)

格差を是正するための措置なんでしょうが、
そもそも
親2人のNISA枠埋めつつ、
更にこどもNISAに600万円
入金できる親がどれだけいるのか?

とは思います(汗)

自分たちの老後資金と子供の教育費、
どちらにウエイトをかけるのか
判断に迫られるご家庭も多いのでは
ないかと思います。

12歳から払い出し可

もう1つの新しい情報は
12歳から払い出し、です。

これに関しては、金融庁に
グッジョブ!と言いたいです(笑)
旧ジュニアNISAが
18歳まで払い出し不可だった事を
考えると、格段に使い勝手が
上がると思います。

子供がまだ小学生のうちは
大してお金がかかりませんが、
中学、高校と子供が大きくなるにつれ
結構お金がかかるようになります。

子供が私立に通っていればもちろんですし、
公立でも、塾代やクラブ活動費で、
下手すりゃ10万単位の金が飛びます(泣)

そういう点を考えると、
12歳から払い出し可能、というのは
多くの親御さんにとって
ありがたい措置だと思います。

「こどもNISA」の使い方3パターン

ここからは「こどもNISA」の使い方
について考えてみたいと思います。
思いつくのは以下の3つ。

・子供の教育費を積立
・お年玉で投資体験
・子供自身の資産運用

順番に見ていきたいと思います。

子供の教育費を積立

「こどもNISA」の利用パターンとして
一番に考えられるのは、やはり
子供の教育費を積立だと思います。

積立金額をいくらにするかは
各ご家庭で変わってくると思いますが
児童手当を使って積立というパターンが
多くなるような気がします。

いままで子供名義の銀行口座に
児童手当を貯めていたご家庭は
多いと思うんですが(←ウチもコレ)
これからは銀行口座ではなく
子供のNISA口座に入金していく、
という人が増えるのではないかと。

という訳で、
児童手当を全額NISAにつっこんだら
いくらになるか試算してみました。

児童手当で貰える金額は

0~2歳:15,000円
3歳~高校卒業:10,000円

トータルで約234万円として、
(生まれ月で貰える金額が変わる)
これを「こどもNISA」につっこんで
年利回り5%で回すと、

約386万円

となります。約1.6倍ですね。
大学4年分の学費、と考えると
ちょっと心もとない金額ですが、
頂いた出産祝いや入園・入学祝いも
全部まとめてつっこめば

もうちょっといけるかと(笑)

お祝い返しは……
家計から頑張って捻出、
ということで♪

お年玉で投資体験

子供がある程度大きくなっていて、
学費も既に確保済み、というご家庭では
子供に自分のお金で投資体験をさせる
というのもいいかも知れません。

月1,000円の積立でも
学べる事はたくさんあります。
自分のお金が増えたり減ったりする事、
ファンドによって動く幅が違う事、
上がりやすい季節と下がりやすい季節が
ある事……挙げればキリがありません。

子供がお金の増えていく様を見て
「お小遣い半分投資に回すわ」
とか言い出したらしめたモンです(笑)

そもそも、自分が本格的に
投資を始めようと思った時に
既に証券口座があるという事自体が
非常に有利ですよ。
結構な人がココでつまづきますから(笑)

なので、実際に投資するかはおいといて
子供のNISA口座開設までは
やってあげてもいいのかな、と思います。

子供自身の資産運用

数は少ないと思いますが、
子供自身がすでにまとまった現金を
保有している
場合もあります。
相続や生前贈与などで取得したケースです。

この場合は、かなり難しいと思います。
まず、「子供自身のお金」なので
それを親の判断で投資していいのか、
という問題があります。

子供自身に判断させるとしても
子供が小さいうちは無理だろうし、
中高生で判断能力があったとしても
未成年で大きな金額を投資する事が
本人の人格形成において
果たしてプラスに働くのだろうか?
という疑問は残ります。

年間数万円程度なら
大して問題にはならないでしょうが
こどもNISAの上限600万円を
埋められるだけの資産がある場合などは
子供の性格を考えながら
慎重に判断すべきかと思います。

おわりに

今回の記事を書いてて
初めて気づいたんですけど、
児童手当って、子供の生まれ月で
貰える金額変わるんですね。

児童手当の支給が
「18歳11か月まで」なら
全員同じ額もらえるけど、
「高校卒業まで」なので
早生まれの子は少なくなる計算に。

早生まれのお子様をお持ちの皆様
えっと……その……
お気持ちお察しします(涙)

では、今回はこの辺で。

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