「オルカンは初心者向け」
巷では、こういう意見多いですよね。
実際、バリバリ初心者の私も
オルカンで始めた訳ですが(笑)
つみたてNISA時代から、
かれこれ2年近くお付き合いしてきた中で
オルカンは初心者向けって言うけど
むしろ投資経験の長い人の方が
向く商品じゃないの?
って思うようになったので、
今回はその辺りのお話をしていきたい
と思います。
昔、オルカン掲示板で
「オルカンは資産形成向けの商品じゃない
すでにある程度資産が積みあがってる
資産運用期の人が買う商品だ」
みたいな事を投稿されてる方がいて、
なるほど~
確かに今から資産作ってく人なら
もっとハイリターンな商品の方が
いいのかも
と妙に納得した事があるんですけど、
今回私が言いたいのは
そういう事ではなくて(笑)
もっと気持ち的な問題というか、
納得してオルカンを持ち続けられるのは
投資経験の豊富な人なんじゃないか、
というお話なんですね。
言い換えると、
本当にオルカンが向いてる人って
今まで散々株式市場と付き合ってきて
「余生はオルカン1本でいいわ」
という境地に達した人
なのではないか、と、
オルカンって、株式型投資信託において
ファイナルアンサー的な商品だと
思うんですよね。
分散効いてて、手数料安くて、
本当にほったらかしで運用できる。
そういう意味では、確かに
「初心者におすすめ」です。
でも、それと
納得して持ち続けられるか
というのは、また別の話ではないかと。
私、オルカンを料理に例えると
旅館の朝食に出てくる和定食
みたいなモンだと思ってるんですよ。
脂肪糖分が少なくて、栄養バランスも良く
体に優しい「正しい」食事。
それまで、焼き肉とかピザとかカツ丼とか
散々食べてきた人たちからすれば
「もう、こういうのでいいよね」
ってカンジになると思うんですけど、
「焼肉食べ放題!」とか
「新作スイーツ全制覇♪」とか
「ポテトメガ盛り‼」(←これはウチの息子)
とか言ってる
育ち盛りの食べ盛りな人たちに
毎日毎日旅館の和定食のような
体にいいけど地味な料理ばっかり
食べ続けろ、って言っても
そりゃあ無理な話だろ
と(笑)
上の例えの、焼き肉・ピザ・かつ丼を
投資信託に置き換えると
ナスダック100・Fang+・TOP10
辺りになるかと思うんですけど、
投資の世界に足を踏み入れた初心者が
これらの魅力的なファンドに見向きもせず、
愚直にオルカンだけを買い続ける
というのは、
正直、しんどいと思うんですよね。
なので、初心者の中でも
20~30代くらいの若い方は
無理してオルカンに全振りしなくても
いいんじゃないか、と思ってます。
だって、たとえ失敗したとしても
やり直しがきくでしょ?
まだ若いんだから。
Fang+でもTOP10でもSOXでも
欲望の赴くままに(笑)
色んな投信とお付き合いしてみれば
いいと思います。
(あくまでも余剰資金の範囲内で)
そして、ある程度
いろいろ触って、気が済んで、
「今まで色々買ってきたけど
もうそろそろいいかな・・・」
ってなった時に
オルカンに1本化、という形で
戻ってくればいいんじゃないか、と。
いや~、羨ましいですよ。
私は年齢的にもう後が無いので
あまり冒険できないですから。
・・・と言いつつ、特定で
TOP10買ってるんですけど。
(ダメじゃん:笑)
ただ、私くらいの年齢になると
今まで夢中になってやり込んできた事が
それなりにいくつかあって、
「もう余生は○○でいいわ」
っていう感覚が
身に染みて分かるんですよ。
例えば、私の場合はゲームなんですけど
ドラクエ・FFの2大タイトルから始まって
S-RPG、不思議のダンジョン系、
ガストのアトリエシリーズなど
今まで散々やり込んできました。
でも、年をとって、
そういうのを本気でやるのは
ちょっとしんどくなってきた。
かと言って、ゲームから完全に
手を引く気にはなれない。
で、落としどころとして
「余生は3マッチパズルでいいや~」
と、スマホゲームで遊んでる、と。
この「3マッチパズル」の部分が
投資における「オルカン」に
あたるんじゃないかなー、と。
なので、人生経験の長い人なら
誰ても1つくらいは
「もう余生は○○でいいわ~」
みたいなものがあると思うので、
「余生はオルカン1本でいいわ~」
という心境を若い人よりは理解できて
納得してオルカンを持ち続けられる
んじゃないか、と思うんですよね。
という訳で、まとめると、
オルカンが本当に向いてる人は
1)投資経験の長い人
2)人生経験の長い人
なのではなかろうか?
というお話でした。
まあ、あくまでも個人的な一意見として
参考にして頂ければ、と思います。
では、今回はこの辺で。
にほんブログ村