最近、米国株投資で有名な
バフェット太郎氏がご自身のXで
S&P500とオルカンを「オワコン」
と言いだして話題になっています。
まずは、バフェット太郎氏の
2025年4月18日のポストから
引用させて頂きます。
S&P500もオルカンもオワコンです。
初心者ほど米国株インデックスファンドに積立投資していれば資産形成できると信じているけれど、米国株の長期停滞局面が始まっていることを踏まえると、向こう10~15年を見た場合、ほとんど資産は増えないと思います。
それなら世界に分散投資して資産を増やしたうえで、10~15年後に米国株に戻ればいいんじゃない?
これを見て、
まず最初に思ったのは

……炎上商法に
お切替えですか?
だったりするんですけど(笑)
せっかくツッコミどころ満載のポストを
上げて下さってるのだから、
ありがたくネタにさせて頂こう!
という事で、今回は
S&P500とオルカンは「オワコン」なのか?
について考えてみたいと思います。
「オワコン」説のツッコミポイント3つ
バフェット太郎氏のポストで
私が疑問に思ったのは、以下の3点
- S&P500とオルカンは違うよね?
- 10~15年増えないと何故分かる?
- 世界に分散投資=オルカンでは?
では、順番にツッコんでいきたいと
思います。
S&P500とオルカンは違うよね?
まず、最初に思ったのは

なぜS&P500と
オルカンが同列?
って事です。
これが、オルカンではなく
ナス100やFANG+っていうんなら
まだ話は分かるんですよ。
同じ米国株投信ですから。
でも、オルカンは違う。
今は米国比率60%強で、巷では
「S&P500もどき」とか
「なんちゃってS&P500」とか
散々な言われようですが、
中身、入れ替わりますからね?
四半期ごとに銘柄入れ替えがあるので
米国株が不調となれば、当然
オルカンにおける米国株の比率も
下がってくるでしょう。
60%から、50%、40%と減っていって、
代わりに他の国の比率が上がってくる、
という世界線は十分にあり得ます。
(どこの国かは知らんけど)
なのに、なぜ
米国株がダメならオルカンもダメ
となるのか。
まあ、米国市場から引き揚げた資金が
他の国の市場に向かったとしても
ここまでの米国株の爆上げみたいな
事にはならないだろうから、
S&P500はダメでオルカンは爆上げ
みたいな事にはならないと思います。
でも、少なくとも
S&P500とオルカンが揃ってダメダメ
って事にはならないんじゃないですかね?
もし本当に米国株がヤバイ状態に
なったとしても、オルカンの方が
まだマシな状態を保っていられる
と思うんですけど、どうでしょう?
10~15年増えないと何故分かる?
次のツッコミポイントは
10~15年はほとんど資産は増えない
と言っている点です。

その数字
どこから出てきた?
タイムマシンで
見てきたんですか??
って聞きたくなるんですけど(笑)
リーマンショック時は
約61%下落し回復までに約6年。
それを踏まえて考えると、今回も
5~6年で戻すと予想するのが
妥当な気がするんですけどね。
まあ、世界恐慌時は回復まで25年
という事なんで、それも考慮に入れると
15年低迷という世界線も
無くはないんでしょうけど、
これ、100年位前の話ですよね?
あまり参考にならない気が……(汗)
大体、バンガードをはじめとする
プロ中のプロが予想外しまくってる中で
自分の予想を元に、特定の商品を
「オワコン」とか言っちゃうのって、
すごい強心臓だなぁ……と(笑)
自分の予想を元に
米国株は10~15年低迷する、と
主張するまでは分かります。
ただ、そこから、
S&P500とオルカンは「オワコン」
とまで言ってしまうのは

おいおい
そんな言い切っちゃって
大丈夫か???
と、逆に心配になりますね(笑)
世界に分散投資=オルカンでは?
ポストの最後の1行にある
『世界に分散投資してーー』の下りで
思わず爆笑しちゃったんですけど、
これ、オルカンじゃないですか?
オルカンを「オワコン」と言いながら
オルカンを勧める不思議(笑)
前後の文脈から考えると、おそらく
オルカン(除く米国)的な
ポートフォリオを作って対処せよ、
って意味合いで言われてるんでしょうけど、

そーゆーのが
めんどくさいから
オルカン買ってんだよ
っていう話な訳で(笑)
オルカンを選んだ時点で
「永遠の2番手」なのは百も承知。
ベストではないけれど、
まあまあ納得のできる辺りにいられる
オルカンが、やっぱ自分には合ってるな~
と、今回再認識しました。
おわりに
この記事書いてるあいだに
S&P500は4連騰し、
トレンド転換?な感じになってきました。
これを受けて、バフェット太郎氏は
『反発はあくまで夏までで
秋以降は再び下げはじめる』と主張。
オワコン説を撤回する気は
なさそうです。
さて、これからどうなる事やら。
今後の展開が楽しみです(笑)
では、今回はこの辺で。

にほんブログ村