「NISA口座を『複数』保有する方法」ってナニ!?

NISA口座を複数保有する方法ってナニ!? 投資

NISA口座は1人1口座

投資やってる人間からすれば
もはや常識といってもいいレベルの
話なんですが、これを覆すかのような
記事を見つけました。

それは、ビジネスインサイダージャパンの
「2025年から可能に!
NISA口座を『複数』保有する方法。
そのメリット・デメリットは?」

複数保有ってナニ!?
そんな裏ワザがあるの!?

と、私は早速とびつきました。

こちらの記事によると

特定の1年において、取引できるNISA口座はひとつだけ。だが、運用だけを行うNISA口座は理論上、金融機関の数だけ作ることができる。
2024年内は最初の年だったため、2つ目のNISA口座を作ることは不可能だった。だが、2025年からはそれが実質可能になる。

ちょっと、これだけだと
今イチよく分からないので
さらに読み進めていくと、

  • 1年ごとにNISAで取引できる金融機関は変更できる
  • その際、以前の金融機関に「非課税枠」の資産は残しておける

との説明があり、
『毎年1つずつ運用だけを行う
NISA口座は増やしていける』
という内容で話は進んでいきます。

ここまで読んで、ようやく理解しました。

金融機関を変更した場合、
変更前の金融機関のNISA枠は
非課税で「保有だけできる」状態で残り
変更後の金融機関では
「取引も保有もできる」状態になります。

結果的に、引っ越し前と後で
NISA口座が2つある状態になるんですが、
どうやらその事をさして
『複数保有は可能』と言っているようです。

・・・アレ?
もしかして、私
釣られちゃった?

とか思わなくもないんですが(笑)
釣られついでに、せっかくなので
NISA口座を複数保有することの
メリットについて考えてみたいと思います。

こちらの記事では
NISA口座を複数保有することの
メリットとして
以下の3点を挙げられています。

  • 自分に合った金融機関を探すことができる。
  • 新規獲得キャンペーンの特典を獲得できる。
  • 投資者保護基金制度を最大限に利用できる。

まずは最初の
自分に合った金融機関を探すことができる。

確かに、今までNISAで買ったものが
そのまま非課税で保有できるなら
引っ越しのハードルが下がりますよね。
これが、いったん課税口座に移されて
その後引っ越し先に移管とかだと
それまでのNISA枠がもったいない。

最初からネット証券で始めた人には
あまり関係ない話かもしれないけど、
地銀とかで始めちゃって、
やっぱりネット証券に引っ越したい!
って思ってる人にとっては
ありがたい話かも。

次に
新規獲得キャンペーンの特典を獲得できる。

秋になると、色んなところで
「移管キャンペーン」とかやってたし
それ狙いで毎年金融機関を変更するのは
アリっちゃアリなんだろうけど・・・

そんなめんどい事
やる人、いる?

現状、金融機関変更するには
紙の書類が必要だし、
だいたい毎年引っ越しを繰り返して
NISA口座が3つも4つもある状態って
あまり現実的ではないような・・・

将来的に金融機関変更が
全てオンラインで完結するようになれば
挑戦する猛者が現れるかも(笑)

ちなみに、違うとこに引っ越したけど
やっぱり戻りたいという
「出戻り」もアリみたいなので
SBIと楽天の2つを行ったり来たりして
毎年キャンペーンの特典をゲット
というのは考えられるかもしれません。

出戻り組にキャンペーンが
適用されるかは知らんけど。

最後に
投資者保護基金制度を最大限に利用できる。

私、恥ずかしながら
「投資者保護基金制度」というものを
存じ上げておりませんでしたので
慌てて調べてきました。

「投資者保護基金制度」はざっくり言うと
ペイオフの証券版みたいなものです。
銀行が破綻しても1,000万までは保証される
ってのがあるじゃないですか。
あれと仕組みはほぼ一緒。

基本的に証券会社は「分別管理制度」を
法律で義務付けられているので
万が一証券会社が破綻したとしても
私たちの資産はちゃんと返還されます。

ただ、返還がうまくいかなかった場合を
考えて「1,000万までは保証するよ」
っていう二重保険がかけられてます。
それがこの「投資者保護基金制度」
みたいですね。

この制度の保証額が上限1,000万なので
NISA口座を敢えて複数にして、
1つの証券会社における保有額が
これを越えないように調整する
ってのは確かにアリかも。

私は三菱UFJを信じてるから
やりませんけどね

ここまで、
NISA口座を複数保有するメリット
について見てきた訳ですが、
この中で厳密に「メリット」と言えるのは
3番目だけのような気がするんですけど
気のせいですかね?(笑)

しかも、内容的に
「分別管理が信用できない」という
超絶心配性な方にしか
刺さらないという・・・

なんか、色々解説して下さってるのに
申し訳ないな~、とは思うんですが
やっぱNISA口座は1つでい
となりました。

という訳で、今回は
「NISA口座を複数保有する方法」という
あざといタイトルに釣られて読んだら
「投資者保護基金制度」という
新しい言葉を覚える事ができました。
ありがとう!
ビジネスインサイダージャパン!

・・・というお話でした。
(どんなまとめだ:笑)

では、今回はこの辺で。

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