NISA損切り民、再び

NISA損切り民、再び 投資

年明けからの下げで
掲示板では早くも損切り宣言が
見られるようになりました。

え?もう!?
まだ年明けてから

半月も経ってないよ!?

と、ちょっと驚いております(汗)

あくまでも掲示板の書き込みなので
ネタか本気かは微妙なところですが
私が見かけた投稿には
「〇万円マイナスです」
と具体的な数字が入っていたし、
合わせて、約定日や受け渡し日など
基本的な事の質問も入っていたので
ガチの可能性が高いかと。

NISA損切り民に関しては
ちょっと思うところが色々あるので
今回はそこら辺のお話を
させて頂こうと思います。

「NISA損切り」してる人はどんな人?

もし、本当に損切りしたとするならば、
どういった状況の人がそうなってるのか
ちょっと考えてみました。

まず、新NISA開始と同時に始めた方は
昨年の夏の下落を経験済みでしょうから
ここで損切りは考えにくい。

次に、今年から始めた人でも
一定額をコツコツ積み立て、な人は
こういった下げはむしろ
「オイシイ」と感じると思うので、
多分、これもない。

となると、昨年夏の下落以降に始めて
この年始に初めて大きく入れた人、
というのが浮かび上がってきます。

いわゆる、年初一括
というヤツですね。

「年初一括」をもてはやす風潮にも問題がある

年初一括=正解 積み立て=不正解

「初心者はまず小額から」
「最初は積み立てから始めよう」

こういった事を、色んな所で
散々言われてるにも関わらず
大きく入れちゃって、その挙句
撤退するはめになってるんですから
「自己責任」と言われてしまうのは
それはもう、仕方ないと思います。

でも、それとは別に、
「年初一括」をやたらともてはやす
今の風潮にも問題があるのではないか

とも思うんですよ。

オルカンやS&P500の掲示板見てると
「一括信者」の方の投稿が
すごいじゃないですか。

わが国には「表現の自由」
というものがありますから、
基本は好きに発信して頂いて
かまわないと思うんですけど、

年初一括=正解
積み立て=不正解

みたいな極端な内容の投稿は

こーゆーのホント
勘弁してくれないかな
・・・

と、正直思ってしまいます。

だって、可哀そうじゃないですか。

証券口座開設とか商品選定とか
いろんなメンドクサイ事を乗り越えて
ようやく投資始めた初心者さんが
そういった極端な発言を真に受けて
全力一括投資しちゃって、
少しの下げで退場していくなんて。

もちろん
投資は自己責任で
というのは重々承知しています。

してるんですけど、
なんというか・・・
もう少し思いやりってものが
あってもいいんじゃないか
と思うんですよ(汗)

インデックス投資において「ホルダー」は多い方がいいんじゃないの?

そもそも「年初一括が正解」って
散々煽りまくっておいて、
いざ「損切りしたい」って人が出たら
「投資向いてないから止めろ」
とか言ってる人って
一体、何がしたいんですかね?

インデックス投信においては
脱落者が出る=純資産総額が減る
って事ですよね?

純資産総額が多いほど
運用は安定する
んだから
脱落者が出ないように動く方が
自分の利益になると思うんですけど。

こういう事を書くと

この程度の下げで
逃げ出すようなヤツは
どうせガチの暴落に耐えられない

とか言い出す人が
出てくると思うんですけど、
ガチの暴落で半分が脱落するとしても
分母が大きい方が
残る人数は多いでしょ

いつか来る暴落のために
下落耐性のあるホルダーが
できる事があるとするならば、

逃げ出しそうな初心者さんを
あの手この手でフォローしまくって
市場に残らせて下落耐性つけさせる

事ではないかと思うんですけど、
どうでしょう?

情けは人の為ならず
って言うじゃないですか。

そこら辺をちょっと一度
考えてみて欲しいな、って思います。

NISA損切りしちゃった方へ

最後に、NISA損切りしちゃった方へ
私から一言。

済んだことはしゃーない!
頭切り替えて
少額で再インしよう!

せっかく投資始めたのに
これで完全に手を引くなんて
もったいないですよ。

今回のマイナス分は
勉強代だと思って割り切って
気持ち切り替えて再インしましょう。

ただし、今度は小額で。

では、今回はこの辺で。

にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ
にほんブログ村