「プラチナNISA」案浮上。気になるその中身は?

「プラチナNISA」 気になる中身は? 投資

最近、巷では
「プラチナNISA」
が話題になってますね。

気になったので調べて見ると、
高齢者向けのNISA制度の新設が
現在検討されているようで、
その名前が「プラチナNISA」
という事みたいです。

@NEXTに詳しい記事があったので
ここからは、こちらを参考に
話を進めていきたいと思います。

「プラチナNISA」の特徴

まず「プラチナNISA」の特徴を
ざっくりまとめますと、

・高齢者限定
・毎月分配型が選択可能
・現行NISAとは別枠

これらを、
個人的な感想を交えながら
お話していきたいと思います。

高齢者限定

「プラチナNISA」の特徴は
65歳以上の高齢者限定
(↑あくまでも現段階で)
というところです。

ついに年寄りの金まで
引き出しにかかったか……

というのが正直な感想
なんですけど(汗)

日本の個人金融資産が約2,000兆円越え。
そのうちの約6割にあたる
1,000兆円以上を高齢者が持ってて、
しかも、そのほとんどが
預貯金として眠ってる、となると

貯め込んでないで
その金社会
に回してくれや

と言いたくなる気持ちは
まあ、分からんでもないな……
と。

ただ、これで高齢者の皆さまが
「じゃあ投資始めるか!」
となるかは、はなはだ疑問だと
思うんですけどね。

やっぱり
「いまさら投資なんて……」
って感じになるんじゃないかと。

毎月分配型が選択可能

「プラチナNISA」最大の特徴は
毎月分配型の投資信託が解禁される
というところです。

これ見た時、最初は

タコ足……

って思ったんですけど(笑)
よくよく考えたら、これってそんなに
悪い話ではないんじゃないかと。

理由は、シニア世代の
運用しながら取り崩したい
というニーズに合ってるから。

そもそも、なんで毎月分配型に
否定的な意見が多いかっていうと、
資産形成には向かないから
なんですよね。

分配金には

普通分配金:利益の還元
特別分配金:元金の払い戻し

の2種類があるんですけど、
この「特別分配金」のせいで
元本減ってく確率が高いんですよ。

増やしたいから
投資してんのに
元本減らして
どーすんねん!

って話ですからね(笑)

ただ、これはあくまでも
「資産形成期」の話であって
「運用しながら取り崩し」となると
また話が変わってきます。

リタイアして年金生活に入ると
「毎月一定額入ってきて欲しい」
というニーズはやはり出てきます。

そういう年金世代に向けて
自動取り崩し機能付き投資信託
とか言って、はなから
元本の棄損ありきで話進めていけば
そこまで問題にはならないんじゃ
ないかなー、と思うんですよね。

「増やすための投資」ではなくて
「資産寿命を延ばすための投資」
って考えればいいんじゃないかと。

まあ、インデックス投資してる
私たちからしてみれば
「定期売却サービス使えばよくね?」
って話なんですけど、それは

自力でネット証券の口座開けて
自力で購入&積立設定が出来て
「4%ルール」は常識!
な人たちの考え方なんですよね。

今まで投資とは無縁な生活を
送ってきた人たちからすれば、
まわりが「定期売却サービス」の
説明をしたとしても

よく分からん。
金払うから全部
やってほしい。

ってなっても全然不思議じゃない。

そういう意味では
毎月分配型の解禁はアリだと
私は思ってます。

ただ、個人的には隔月分配型(奇数月)
でいいんじゃないか、とは思いますけどね。
偶数月は年金入ってきますから。

現行NISAとは別枠

「プラチナNISA」は
「新設」と表現されている事から
現行NISAとは別枠になる
可能性が高い
と言われています。

今のところ、非課税投資枠が
いくらに設定されるのかは
まだ分かっていません。

ただ高齢者専用という事を考えると、
退職金相続などの
まとまったお金に対応できるような
制度設計になるのではないか、
と思われます。

ここからは、あくまでも
私の想像ですが、

例えば、非課税枠1,800万で
年間上限360万はナシ。
という設計にして

最初に一括でドカンと入れる
  ↓
翌月から取り崩し開始

みたいな使い方が出来るように
するんじゃないかなー、と。
(あくまでも想像、というか希望:笑)

あと、個人的に気になってるのは
現行NISAからプラチナNISAへ
スイッチングできる特例措置

(↑まだ検討段階)です。

もし、これが実装されたとしたら
現行NISAでガッツリ増やして
プラチナNISAで毎月分配型にシフト
という事ができる訳ですよ。

現在、ナス100とかFANG+とか
攻めた投信を保有してる人にとっては
結構嬉しい話なんじゃないかと思います。

おわりに

今回は、今話題のプラチナNISAを
とりあげてみましたが
いかがでしたでしょうか?

まだ話が出たばかりで
詳しい内容が分からない状態なので
何とも言えないですが、
証券会社のニーズではなく、
ちゃんとシニア世代のニーズに沿った
制度設計になってくれればいいな、
と思います。

では、今回はこの辺で。

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