あなたのマネーマシンは「工場」か「果樹園」か

工場?果樹園? 投資

新NISAが始まって以来、
インデックスで「マネーマシン」を作る人が
増えてきたように感じます。

ただその一方で、出口戦略に迷う
という声もよく聞こえてきます。

自動売却設定すれば
いいだけだよね。
何を迷うんだろう?

と、私なんかは思ってしまうのですが
掘り下げていくと、どうやら人によって
マネーマシンに期待するものが違う
という事に気づきました。

という訳で今回は
「マネーマシン」について
語ってみたいと思います。

マネーマシンは2種類ある

マネーマシンは大きく分けて2つあります。
高配当株Ver.インデックスVer.です。

まずは、高配当株Ver.
高配当株やETFなど配当金が出るもので
構築されたもので、「マネーマシン」とは
元々こちらを指す言葉だったようです。

特徴としては
・配当金という「見える」お金が定期的に振り込まれる
・自動的に受け取れるため自分で判断する必要がない
・配当は都度課税されるため資金効率は下がる
・成熟企業に偏りがちで値上がり益は控えめな傾向

といったところでしょうか。

次に、インデックスVer.
こちらはオルカンやS&P500など
分散の効いたファンドで構築されたもので、
「マネーマシン」として機能させるには
自動売却設定などが必要になります。

特徴としては、
・配当金のように自動で振り込まれることがない
・「自分で売る」という意思決定が必要
・課税繰延効果があり複利を最大化しやすい
・自動的に分散されるため値上がりが期待できる

辺りになるかと思います。

高配当は「工場」インデックスは「果樹園」

ここからは私のイメージなのですが、
高配当株は「工場」インデックスは「果樹園」
のようなものだと思っています。

高配当株など配当金が出るものは
工場が安定して製品を生産するように
現金をアウトプットしてくれる感じ。
機械に不具合が生じると生産量は減るけれど
調子の悪くなった機械を入れ替えれば
また安定して製品(現金)が生産されるーー
そんなイメージ。

一方で、インデックスは
果樹園で果実を自分で収穫するように
自分の手を動かさないと
実りを手にすることはできない。
しかも天候(相場)に左右されるので
豊作の年もあれば不作の年もある。
自分で動く必要性と天候(相場)の不安定さ。
これがネックになるような気がします。

私は、出口戦略に迷うと言っている人は
マネーマシンに「工場」であることを
期待する人なのではないかと思っています。

自動で現金が受け取れることもですが、
安定して受け取ることを重視する人は
相場によって貰える額が減ったり増えたり
することに抵抗を感じるのではないかと。

そう考えると、
資産形成はインデックスで老後は高配当株、
という意見が出てくるのも
分かる気がします。

ただ、ちょっとここで考えてほしいのは
「自動でお金が受け取れる」と
「毎回一定金額が受け取れる」は別の話

ということです。

私も最初は、高配当株=成熟企業だから
配当金もほぼ一定だと思い込んでました。
でも、業績悪化で減配や無配になる
可能性はあるんですよね。

なので、高配当株を選んだら
「自動的に一定額が入ってくる」
という認識はちょっと改めた方が
いいような気がします。

インデックスの定率売却を選ぶなら「果樹園」思考が必要

インデックスにも「工場」を期待する人は
結構いるような気がします。
実際、昔の私がそうでした。

私は、オルカンで3,000万円のマネーマシンを
作ることを目標に投資を始めました。
「4%ルールで取り崩せば月10万円」
という言葉を信じたからです。

もし私が、投資開始直後に
3,000万円分のオルカンを買って
すぐに定率売却を始めたら、
おそらくこう思ったでしょう。

月10万出てこない時が
けっこうあるじゃん!
このマシン壊れてる!!

株価が下がって売却額が減るたびに
それを「エラー」のように感じて
ストレスを抱えただろうと思います。

でも、今は違います。
私は投資を始めてから3年半ほどですが、
最近は、市場とつき合うことは
自然とつき合うのと同じようなものだ、
と思うようになりました。

豊作の年もあれば不作の年もある。
豊作だと思っていても、台風がくれば
実は落ちて売り物にならなくなる。

リアル農家さんは、年単位で考えず
3~5年のスパンで収支が合えばOK
という感じでやっているそうです。
豊作の年は余計に儲かった分を備えに回し、
不作の年の穴埋めに使う。

投資をやっていると、どうしても
常に右肩上がりでいることを期待しがちですが、
相手にしているのは自然、
豊作・不作があるのは当たり前
と捉え直すことが必要だと痛感しています。

出口戦略で迷う、と考えている人は
もしかしたら「工場」思考で
投資を捉えているのかもしれません。

豊作の年も不作の年も淡々と受け入れる
「果樹園」思考が、投資を続けるためには
必要ではないか、と私は思うのですが、
あなたはどう思いますか?

にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ
にほんブログ村