私が相続でまとまったお金を手にして
どうすればいいかを色々調べていた時
気付いたことがあります。
それは、
「資産形成」と「資産運用」は違う
ということです。
きっかけは、上記のような一文を
WEB記事で見かけたことでした。
私は2000万を運用したいと思って
色々調べているのに、出てくるのは
「ドルコスト平均法」
「小額からコツコツ積み立て」
といった話ばかり。

2000万運用したいのに
「月5万積み立て」
とか言われても……
とモヤモヤしていた私は、この一文を見て
自分は資産形成フェーズをすっ飛ばして
資産運用フェーズに入った人間なんだ
という事を理解しました。
今回は、この
「資産形成」と「資産運用」について
お話ししていきたいと思います。
資産形成と資産運用の違い
まず、資産形成と資産運用を定義すると
こんな感じになります。
資産形成:収入から積み立てて資産を増やすフェーズ
資産運用:すでにある資産をどう動かすかのフェーズ
退職金や相続などで、
まとまったお金が入ってきた瞬間に
フェーズが切り替わります。
でも、意外と本人は気づかない。
これ、投資をすでにやっている人なら
それほど問題ではないんですよ。
例えば、コツコツ積み立てでNISA枠を
既に1000万くらい埋めてる人なら
まとまったお金が入ってきた時点で
一気に余剰資金を投入し
「よっしゃー!上がり!!」
となるでしょうから(笑)
でも、それまで投資経験が一切なく
いきなり大金が入ってきたような場合は
自分が資産形成フェーズなのか、
資産運用フェーズなのか判断できない。
そもそも、そういう視点が無いですからね。
なので「2000万あるのに月5万積み立て」
なんてミスマッチが起こる。
これは、ある意味仕方のない事だと
私は思っています。なぜなら
ネットで集められる情報のほとんどが
資産形成フェーズ向けのものだからです。
理由は、発信者の属性にあります。
ネットで情報を集める、というと
ブログ、YouTube、SNS辺りになりますが、
発信者のほとんどが資産形成フェーズの人。
当然内容も資産形成向けのものになります。
私はWEB記事で
「資産形成と資産運用は違う」
という一文を見つけましたが、それも
探して探してようやく見つけたもので
普通に投資について調べてるだけでは
おそらく辿りつけなかったと思います。

2000万もあるのに
月5万積み立てとか
絶対おかしいだろ!?
と、執念でたどり着いたものです(笑)
おかげで「月〇万積み立て」の呪縛から逃れ
総資産のうちいくらを投資に回すか、
という視点で考える事ができました。
資産運用フェーズの動き方
ここからは、資産運用フェーズの動き方
についてお話ししていきます。
ここからの説明は、あくまでも
私自身がやったことがベースなので、
絶対的な正解ではありませんが、
1つの目安にはなると思います。
それでは、いきます。
まず、総資産を把握します。
預貯金、有価証券(保険等)合わせて
自分がいくら持ってるのかを確認します。
次に、そこから
生活防衛資金や、ローンの繰り上げ返済、
リフォーム資金、車の買い替え資金など
必要なお金を引いていき、
余剰資金を算出します。
余剰資金が分かったら、次は
そのうちいくらを投資に回すか決めます。
余剰資金全てを投資する必要はありません。
むしろ、ある程度は現金で置いておく方が
おススメです。
いくら投資に回すかが決まったら、
今度は入金ペースを決めます。
ここからは本当に個人差があるので
最適解と言えるものはありませんが、
私なら最速で入れます。
例えば、投資するお金が1000万、
NISA口座のみ使用ならば、
年間上限である360万を毎年入れていき
3年で入金完了させます。
理由は、時間が無いからです。
例えば退職金の場合、
60歳で受け取る事が多いと思います。
そこから月10万×8年なんて
やってる場合じゃありません。
入れると決めた金額を最速で入れる。
この考え方が、資産運用フェーズの人には
必要だと思います。
ただ、投資未経験の人が
いきなり年初一括360万とか
月30万積立とかは、
正直おススメできません。
では、どうすればいいのか。
次はその点についてお話していきます。
まとまったお金が入る前に準備運動を済ませよう
ここまで、資産運用フェーズの人は
入れられる金額を最速で入れるべし、
と言ってきました。
しかし、いきなり大金を入れるのは危険です。
なので、私としては
まとまったお金が入る前に
準備期間を設けることを提案したいです。
相続は発生タイミングが分からないので
どうにもなりませんが、退職金なら
受け取るタイミングは予測できます。
そこから逆算して、最低でも1年、
できれば数年、相場に慣れる期間を
つくるのがおススメです。
この期間にやる事は、主に2つ。
価格変動に自分を慣らすことと、
コア投信を絞り込むことです。
これはあくまでも「準備期間」なので
最初は小額の積み立てから入ります。
価格変動に心が慣れてきたら
徐々に金額を上げていきます。
元本が割れても動じない、
値動きを金額ではなく%で見る、
この2つをクリアできればまず大丈夫です。
あと、初心者さんがやりがちな事の1つに
コロコロ買うものを変える、というのがあります。
「こっちの方がパフォーマンスがいい!」とか
「新しい投信出た!」とか理由は色々ですが、
保有していた投信を売ってほかへ乗り換える
という事を繰り返していては、長期投資は叶いません。
なので、準備期間のうちに
気になる投信は全部買ってみましょう。
実際に付き合ってみて分かることもあります。
そして、そこから自分に向く投信を選びます。
ここでコアとサテライトの2本まで
絞りこめれば、後がラクだと思います。
あと、ここからはオマケですが、
この段階で売却を経験しておくのも
いいかもしれません。
売却手続きから実際に振り込まれるまでの
流れを1度見ておくと、いざという時に
慌てなくて済みます。
こうやって準備運動を先に済ませておけば
いざまとまったお金が入ってきたときに
一気にギアを入れて「本気の投資」ができます。
是非検討して頂きたいです。
おわりに
相続や退職金などで入ってくるお金は
50~60代にとって、時間の不足を補う
最後の武器となります。
若い時からコツコツと積み立ててきた人には
敵わないかもしれませんが、
上手く使えばかなりの巻き返しが望めます。
ドルコスト平均法や毎月積み立てだけが
正解ではありません。
今の自分はどのフェーズにいるのか、
自分にはどういったやり方が合うのか、
今一度考えてみてもいいのかもしれません。
ちなみに、こちらでは
実際に私がやったことをまとめています。

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