「為替ヘッジあり」ってどうなの?

為替ヘッジありってどうなの? 投資

こんにちは。
最近、指数の方はほったらかしで
為替の事ばかり考えてる
川島すずかです。

ここ最近の為替の動きに疲れ果て、
何とかラクになれる方法はないのか?
と考えた私は「為替ヘッジ」について
調べてみる事にしました。

結論を先に言っちゃうと
かえって疲れるだけだからやらない
になったんですけど(笑)
私がその考えに至った経緯を
お話していこうと思います。

為替ヘッジって何?

為替ヘッジについて調べていたら
SMBCのMoneyVIVAの記事が
すごく分かりやすかったので、
こちらの記事を参考に進めていきます。

まず、為替ヘッジの説明を見ると

投資における為替変動の影響を
抑える仕組みのこと

とあります。
で、どんな事をやるのかというと

為替ヘッジを行うためには、為替予約取引を利用します。為替予約取引とは、将来の外国通貨取引において、あらかじめ定められた数量・為替レートを現地点で予約する取引のことです。

という風に説明されてるんですが
ちょっと、何言ってんだか
よく分かりません(←正直)

とりあえず「為替ヘッジあり」を買えば
為替変動リスクを回避・軽減できるから
株価変動リスクだけを考えて
投資できるようになる、
という風に理解しました。

これだけ見ると
凄くいい仕組みに思えるんですけど、
「為替ヘッジあり」を勧める記事って
あんまり見たことないんですよね(汗)

もしかしたら、手数料が高くて
割に合わないのかも? と思って
コストについての説明を見ると

ヘッジコストは、おおむね二国間の短期金利差に相当します。為替予約では、円と相手国通貨の短期金利を比べ、それぞれ一定期間運用した場合の収支が同じになるように調整されます。

ヘッジコストって固定じゃないんですね!
オルカンの「信託報酬0.5775%」みたいに
年間いくらで取られるモノだと思ってたので
これは、ちょっと意外でした。

例えば、米国と日本で考えると
現在は
米国=高金利
日本=低金利
で、金利差が大きいので高コストだけど
将来的に
米国→利下げ
日本→利上げ
が進んで金利差が縮まると低コストになる。
という事みたいです。

ちなみに、金利差が縮小していって
金利の高低が逆転すると、
リスクプレミアムと言って
お金払うんじゃなくて逆にもらえる
という事態が発生するらしいんですけど、
米国と日本で金利が逆転するなんて
ちょっとあり得ないと思ってるので
まあ、ここはスルーでいいかと(笑)

「為替ヘッジあり」はどういう時に有効か?

さて。問題はここからです。
まずは、為替ヘッジの「あり」と「なし」の
それぞれが向くケースをまとめてみます。

「為替ヘッジあり」が向くケース
  • 為替変動リスクを抑えたい
  • これから円高になると思ってる
  • 短期的な運用の場合
「為替ヘッジなし」が向くケース
  • 為替変動リスクを許容できる
  • これから円安になると思ってる
  • 長期的な運用の場合

まず「為替ヘッジなし」の方を
見て頂きたいんですけど、
円安進行してる時にヘッジかける人は
まあ、いないですよね。
だって、わざわざ金払って
為替差益、つまり為替分のプラスを
帳消しにしちゃうわけですから。
そんなもったいないことする人は
そうそういないと思います。

そして、長期運用の場合。
為替って、長期で見ると
上がったり下がったりの繰り返しで
長い目で見るとその影響は
平準化されるんですよ。
なので、わざわざ金払ってまで
やるもんじゃないよね、となります。

この2つから考えていくと
円高進行時に為替差損を抑えるために
ピンポイントで利用

というのが最適解だというのが
分かります。

さらに、これに加えて
指数との絡みを考えていきます。

まず、指数が右肩上がりの場合。
この場合は、
指数↑×為替↓=基準価額→
となる所を、ヘッジで
為替分のマイナスを抑えることで
指数↑=基準価額↑
に持ってく事ができます。
なので、アリ。

次に、指数が右肩下がりの場合。
この場合は
指数↓×為替↓=基準価額↓↓
のダブルパンチになる所を
指数↓=基準価額↓
とマイナスを抑えることが出来るので
一見アリなように見えます。
でも・・・

途中で円安モードに入ったら
どうすんの?

と思ったんですよね。

ずーっと円高に進むのが確定なら
指数が右肩下がりでも買い向かってって
反転して上がり始めるのを待つ、
って事もできるけど
途中で円安に進み始めたら
そこで運用を止める→損切り
運用継続→為替差益を捨てる

という事になり、
どっちを選んでも嬉しくない。
なので、ナシとまでは言わないけど
正直、微妙。

で、ここまでの話をまとめると、
円高進行時で、なおかつ
指数が上昇基調の時のみ
ピンポイントで利用

が最適解となります。

と、ここまで考えて

なんだよ、この
超激狭なストライクゾーンは⁉
こんなんやってられるかー‼

・・・となりまして。
で、冒頭の
かえって疲れるだけだからやらない
に至った訳です(苦笑)

最後に

為替ヘッジについて調べた結果、
ウチとしては「為替ヘッジあり」はいらん
という結論に達しました。
ヘッジありを買って売却タイミングを
つねに気にするくらいなら
為替の乱高下でわーきゃー言ってる方が
まだマシだな、と(苦笑)

とは言っても、為替ヘッジありを
否定している訳ではありません。
複数のファンドを特定で回してる方が
そのうちのいくつかを為替ヘッジありに
するのは、全然アリだと思います。
ただ、私が超絶めんどくさがりで
やりたくない、ってだけの話なんで(笑)

なので、あくまでも個人的な一意見として
受け止めて頂ければ幸いです。

では、今回はこの辺で。

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