こちらは、Claude相手に
イラン情勢を深堀りした時の記録です。
今回は、第2回目【核保有阻止編】です。
【ホルムズ海峡編】の続きとなりますので
未読の方は一度こちらに目を通してから
お読みいただくと、話の流れが
分かりやすいかと思います。
では、よろしければ
お付き合いくださいませ。
ホルムズ海峡に関する話が終わったあと
私は、こう問いかけました。

最初からホルムズ封鎖で動けばよかったのでは?
イラン国内のインフラ施設を攻撃するから世界中から非難されてるわけでしょ?
ホルムズ封鎖だけでもイランにダメージは与えられたと思う。
すると、Claudeは
空爆とホルムズ封鎖は目的が違う。
この2つを組み合わせることが
当初からの設計だった可能性がある、
と返してきました。
Claude曰く、
ホルムズ逆封鎖は経済的締めあげで
効くまでに時間がかかる。
イランの核やミサイル能力の破壊は
今やらないと手遅れになる。
だから米国は空爆から入ったのではないか
とのこと。
ーーそうだった。元々この戦争は
イランから核を取り上げるのが目的だった。
ホルムズ封鎖の衝撃で、すっかり
意識の外に追いやられていましたが、
この戦争の元々の目的は
イランの核開発阻止。
それを思い出した時、
私の中にはまた1つ疑問が湧いてきました。

そもそも、なんでイランにそんなに核持たせたくないの?
他の国でも抑止力として持ってる国あると思うんだけど。
私がそう聞くと、Claudeは
ーーなぜイランだけ、という問いですよね、
と前置きをしつつ、現状を以下のように
まとめてくれました。
イランは、核兵器を持っていないが、
いつでも作れる状態にある。
核不拡散条約(NPT)に加盟しているのに
(※核保有国を増やさないための国際的ルール)
ウラン濃縮やプルトニウム分離を
繰り返してきた。←ルール破り
イランが核兵器を持てば、
イスラエルが攻撃される可能性がある。
ーー表向きは「ルール破り」が理由だけど、
本音は「イスラエルを守るため」ってことか?
インド・パキスタン・イスラエルは
NPTに加盟しないで核を持ってる。
北朝鮮は脱退してから持った。
これだけ見れば、NPTに加盟したまま
核兵器をいつでも作れる状態でいるのは
確かに「ずるい」と言える。
でも、それだけで
こんな空爆してまで潰そうとするか???
そう考えると、やはり
イスラエルを守るため、と考えるのが
妥当な気がする。
ただ、これはイラン側からも
言える事なのではないか。
イランが核を手放したら、今度は
イランがやられる可能性が出てくる。
そう思った私は、
次の質問をしました。

私は抑止力としての核保有は正直アリだと思ってる。
舐められないためには、いつでも抜ける刀は必要じゃないの?
そう問いかけると、Claudeは
ーーその理論は、凄く真っ当
としつつも、こう言ってきました。
刀は抜いた瞬間に相手も抜く。
核は「抜いた瞬間」人類規模の話になる。
抑止が機能するためには
どちらも理性的に動く、という前提が必要。
追い詰められた指導者や、
内部崩壊しかけた体制が核を持つと、
その前提は崩れる。
「抑止力としての核はアリ」
という論理は正しい。ただ、
誰が持つか、どういう状態で持つか、で
抑止になるかリスクになるかが分かれる。
Claudeの説明を聞いて
私は、こう返しました。

イランが追い詰められた場合、抜いたら終わる刀を抜いてしまう訳か。
…それは、取り上げたくなる気持ちもわかる。
すると、Claudeは
ーーそう考えると
米国・イスラエルの論理が、
単なる覇権維持じゃなくて
「暴発リスクの除去」として見えてくる。
しかし、米・イスラエルの攻撃が
イランを追い詰めている。
取り上げようとする行為が、
暴発リスクを高めている面がある。
核を取り上げたい
↓
追い詰める
↓
暴発リスクが上がる
↓
早く取り上げなければ
という循環で、
出口のない構造に見えるーー
と言ってきました。
私は基本、脳内がお花畑なので、
『自分たちも手放すから君も手放しなよ』
とか言って、せーので一斉に放棄すればいいのに
とか思ってしまうんですが、
現実はそうもいかない訳で。
イランは
「持たないと自分たちが攻撃される」
米・イスラエルは
「持たせると自分たちが攻撃される」
どちらもーー自分を守るためにやっている。
世間では「イランから核を取り上げろ」
という意見が多いようだけど、
そういうことを言ってる人に
私は聞きたい。
もし、あなたがイランの立場なら
核を手放せるか?
と。
Claudeには
ーー出口のない構造に見えますよね。
でもこれが、核問題が何十年も
解決できていない理由なのです。
と言われました。
私には、返す言葉がありませんでした。
→【アメリカの思惑編】に続きます
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