暴落とインフレ、どっちが怖い？

日本は今、長く続いた
「デフレ時代」を抜け
「インフレ時代」に突入しています。

インフレ対策の１つとして
今、投資が推奨されていますが
株価はかなりの高値圏にあり、

「今、投資を始めるのはちょっと……」

「大きな金額をいれるのは
　もう少し下がってから……」

と、投資を躊躇している方も
いらっしゃるのではないでしょうか。

気持ちは分かります。
よーく分かります。
私も、まとまった金額を入れるまで
随分と悩みましたから（苦笑）

でも、最近のインフレ率を見る限り
迷ってる場合じゃない……と、
私はNISA待機資金１千万円を
特定口座にぶち込みました。

「今入れるのは怖い……」から
「やっぱり入れよう！」になるまでに
私が考えた事をまとめておきたいと
思います。

「暴落」の怖さと「インフレ」の怖さ

この高値圏で投資を始められない
もしくは、現金待機しているという方の
理由の１つに、「暴落が怖い」が
あると思うんですよね。

暴落は確かに怖いですよ。
下手すりゃ半額ですから（笑）
でも、地味～に資産が目減りしていく
インフレもやっぱり怖い……

という事で、まずは
「暴落」と「インフレ」の怖さの違い
についてまとめてみたいと思います。

暴落の怖さ

暴落についてまとめると

・いつくるか分からない
・下げ幅がエグイ
・発生確率は100％ではない

辺りになるかと思います。

「暴落」の厳密な基準はないですが
一般的には30％以上の下落で
暴落と言われることが多いので
そうそう起こるものではありません。

巷では「植田ショック」とか
「トランプ関税ショック」とか
言ってるし、私も使ってますが
アレ、暴落ではないですからね？
この表現の方が分かりやすいから
使ってるだけで（笑）

なので、まだ投資歴3年の私は
暴落を経験したことがありません。
そんな私でも言える事はただ１つ。

短期的な発生確率は
100％ではない

という事です。

暴落が「いつか」来る確率は
100％だけど、
例えば「3年以内に」来る確率は
100％じゃないんですよね。

ここまでを一言でまとめると
いつくるか分からないけど
来たらめっちゃ痛い
になると思います。

インフレの怖さ

次はインフレです。
まとめると

・インフレがデフォルト
・現金が目減りしていく
・目減り確率100％

辺りになるでしょうか。

日本はデフレ時代が長かったので
中々「インフレ脳」に切り替えるのは
難しいと思うんですが、
資本主義経済において
インフレ状態はデフォルトです。

今までの日本が異常だったんですよ。

もうちょっと待てば
物の値段も落ち着くかも

なーんて甘い考えは、
私はとっくの昔に捨てました（涙）

で、インフレの何が怖いって
発生確率が100％なところです。
なんたって、政府が
「インフレ率2％を目指す」
って言ってるくらいですから。
言い換えれば
現金の目減り確率100％です。

例えば、銀行に1,000万円あって
年インフレ率2％なら
目減り額は年間で‐196,078円。
額面は「1,000万円」のままですが、
実際の価値はこれだけ減るんですよ。
今は3％くらいで推移してるので
実際の目減り額はもっとでしょうね。

ここまでをまとめると、インフレは
額は少ないけど
確実にずーっと減っていく
と言えると思います。